【フィルム作例】富士フイルムのおすすめカラーネガフィルム 4種類の特徴と作例紹介

富士フイルムはデジタルカメラやフィルムカメラ、現像装置などの製造販売を行っている精密化学メーカーです。

デジタルカメラではフィルムメーカーならではの豊かな表現が魅力の「フィルムシミュレーション」が人気です。特にX-T5やX-H2、X-Pro3といったAPS-Cセンサーを搭載したミラーレスカメラの"Xシリーズ"や、"プレミアムコンパクト"として位置付けられたX100V。中判クラスのラージフォーマットセンサーを搭載し、有効約1億画素クラスを達成したGFX100S IIなどが有名ですね。

また現在も数種のフィルムを発売しており、平成レトロな写りが "エモい" とブームが再熱した「写ルンですシンプルエース」も富士フイルムから発売されている商品です。
フィルムは現像からデータ化、プリントをするまで写りが確認できないからこそ、どんなフィルムを選ぶべきか「選び方が分からない！」と悩まれる方も多いと思います。
本記事では、富士フイルムから発売されている代表的なフィルムの特徴と作例を紹介します。購入時の参考になれば幸いです。
なお、その他のフィルム作例は下記ページにて紹介してます。ぜひ、こちらもご参考ください。

Kodak フィルム作例はこちら
MARIX フィルム作例はこちら

富士フイルムのフィルムは「日本人の肌をきれいに表現する」とされています。
FUJICOLOR 100も例外ではなく、ISO 100 ならではの優れた粒状性と、ハイライトからシャドーまでの再現領域が広いため、なめらかで自然な肌色を再現できるフィルムです。また、ISO 100 のため、日中・屋外での撮影に適しています。

色味は、少し青みがかった爽やかな緑がきれいに発色します。またシャドーにもほんのりと青がのります。

価格は比較的安価であること、またその扱いやすさから、これからフィルムを始める方にオススメです。

こちらは ISO 400 のフィルム。
FUJICOLOR 100 と比較すると使用シーンが広がり、曇りの日や明るめの屋内でも対応することが可能です。

コントラストは強く、彩度は高めで全体的にくっきりとした写りです。
色味は FUJIFILM 特有の緑や青の発色のほかに、若干マゼンダが強めに発色する印象です。

写りに顕著な特徴があるわけではないスタンダードなフィルムなので、日常使いにオススメです。

X-TRA 400 は暖色・寒色のどちらかに強く寄らない癖のない写りをするフィルムです。彩度やコントラストはやや高めですが、素直な発色をしますので、常用フィルムとして使用する方も多いです。

ISO 400 のほどよい粒状性とフィルムらしい写りを楽しめます。

今や大人気の ‟写ルンです  シンプルエース”。

カメラや写真が現在ほど身近になかった 1986 年に発売され、当時爆発的な人気を博しました。

フィルムを装填する必要がない手軽さが、カメラに接してこなかった人との距離をぐっと近づけました。

今まで様々なパッケージ デザインで販売されてきましたが、現在流通しているのは初代モデルデザイン。

ISO は 400、程よい粒子感がどこか懐かしい雰囲気を演出してくれます。"エモい" 写りを手軽に楽しみたい方にオススメです。

写ルンですの撮影のコツは「写ルンですのススメ　- 現像&データ化 Report -
」で紹介していますので、合わせてご覧ください。

フィルムの写りは使用するカメラやレンズによって違いが生まれます。
また、プリントやデータ化をする際に補正をかけるのであれば、色味も変化します。
同じフィルムを違うカメラやレンズで使って比較してみるのも、楽しみの一つだと思います。

新宿 北村写真機店では、1階にてフィルムの販売をしています。上記で紹介した富士フイルムはもちろん、その他メーカーのフィルムも多種ご用意がございます。

Kodak フィルム作例はこちら
MARIX フィルム作例はこちら

また、フィルムの現像、プリント、データ化を最短当日で受け付けています。※
フィルム撮影後は、ぜひ当店にお持ち込みください。

当店の公式 Instagram でもフィルムの作例を投稿しております。購入時の参考にぜひご覧ください。

皆様のご来店を心よりお待ちしております。