写ルンですのススメ – 現像&データ化 Report –
![](https://www.kitamuracamera.jp/wp-content/uploads/2024/06/0209写ルンです_バナー_09092930369295_xxlarge-1.jpg)
新宿 北村写真機店で色調補正サービスを使用して、写ルンです シンプルエースを現像&データ化してきました。本記事では、撮影のコツや色調補正の作例をご紹介します。
皆さん、こんにちは。
新宿 北村写真機店 Web 担当の田中です。
先日、久しぶりにFUJIFILMのレンズ付きフィルム “写ルンです シンプルエース(※以下、写ルンです)”を使って撮影をしてきました。
「撮りたい!」と思った瞬間にシャッターが切れる写ルンです、やっぱり楽しい・・・
しっかり写っているかドキドキしながら、カメラのキタムラで展開している色調補正サービスを使って現像 & データ化してきました。
そこで今回は、写ルンですの撮影のコツや、色調補正サービスの before & after を作例を交えつつご紹介します。
意外と知らない写ルンです シンプルエースの仕様
1986年に FUJIFILM より発売された “写ルンです シンプルエース”。
カメラへのハードルが高かった時代に誕生し、誰でも簡単に気軽に写真を楽しむことができる写ルンです は、当時爆発的な人気を博しました。
そして、どこか懐かしい写りが “エモい” と数年前に再ブームが到来。
現在もブームは続いており、新宿 北村写真機店でも入荷後すぐに売り切れてしまう人気商品です。比較的安価なお値段で 27枚も撮れて、お手軽なところが魅力です。
そんな写ルンですの仕様ってご存じですか?
その手軽さ故に意外と知られていませんが、知っておくと撮影の時に役立つかもしれません。
![写ルンです](https://www.kitamuracamera.jp/wp-content/uploads/2024/06/名称未設定のアートワーク_3_02083733748313_jpg-1.jpg)
フィルム | ISO400 135フィルム |
撮影可能枚数 | 27枚 |
レンズ | 32mm F=10 プラスチックレンズ1枚 |
シャッタースピード | 1/140秒 |
撮影距離範囲 | 1m~無限遠 |
フラッシュ | 内蔵 |
写ルンですの撮影 Tips
現像するまで写りを確認できないからこそ、失敗はなるべく防ぎたいところ。
ここからは、写ルンですの撮影のコツを紹介します。
室内、日陰、夜間の撮影はフラッシュをONに!
下の写真は、日陰でフラッシュをOFFにした時と、ONにした時です。
この日は晴れていましたが、日陰ではフラッシュなしだと暗くなってしまいました。
![写ルンです フラッシュOFFで撮影](https://www.kitamuracamera.jp/wp-content/uploads/2024/06/000021_01065800030117_jpg-1.jpg)
フラッシュOFFで撮影
![写ルンです フラッシュONで撮影](https://www.kitamuracamera.jp/wp-content/uploads/2024/06/000020_01065807627558_jpg-1.jpg)
フラッシュONで撮影
夜間はもちろんのこと、肉眼では明るく見えていても日陰や室内、また逆光の場合はフラッシュをONにして撮影しましょう。
フラッシュが届く範囲を把握する
写ルンですのフラッシュが届く距離は 1m~3m とされています。
左の写真は撮影距離 約 1m 程度。被写体に十分光が届いています。
一方、右の写真の撮影距離は 3m 程度。ギリギリではありますが、光は届いていますね。
フラッシュONで撮影したけど暗い・・・なんてことにならないように、被写体との距離を意識して撮影しましょう。
![写ルンです 撮影距離 約1m](https://www.kitamuracamera.jp/wp-content/uploads/2024/06/000007_01080426631167_jpg.jpg)
撮影距離 約1m
![写ルンです 撮影距離 約3m](https://www.kitamuracamera.jp/wp-content/uploads/2024/06/000002_01080432077240_jpg.jpg)
撮影距離 約3m
ちなみに、いかにもフラッシュ焚いて撮影してます!という写真が、写ルンですらしくて個人的には好きだったりします。
ピントが合う距離を知ろう
写ルンですの仕様をみると、撮影距離範囲が 1m ~無限遠となっています。
レンズから 1m 以上離れている範囲にピントが合うように設計されています。
下の写真のように 1m より近い距離の被写体にはピントが合っていません。
撮影の際は、ピントを合わせたい被写体が 1m 以上離れていることを確認しましょう。
![写ルンです ピンぼけ](https://www.kitamuracamera.jp/wp-content/uploads/2024/06/ピンぼけ_1_02083305120123_jpg.jpg)
色調補正サービス Report
新宿 北村写真機店ではフィルムを現像し、プリントやデータ化をする際に色調補正※をすることができます。
※色調補正サービスの詳細につきましては、こちらの記事をご覧ください。
今回は、5つの色調補正オプションから「レトロ」を選択。
「補正なし」と「レトロ」を比較して作例をご覧ください。
作例紹介
![写ルンです 補正なし](https://www.kitamuracamera.jp/wp-content/uploads/2024/06/000029_26081555820093_jpg.jpg)
「補正なし」
![写ルンです レトロ補正](https://www.kitamuracamera.jp/wp-content/uploads/2024/06/000057_26081601185446_jpg.jpg)
「レトロ」
![写ルンです 補正なし](https://www.kitamuracamera.jp/wp-content/uploads/2024/06/000030_26085311427515_jpg.jpg)
「補正なし」
![写ルンです レトロ補正](https://www.kitamuracamera.jp/wp-content/uploads/2024/06/000058_26085317920019_jpg.jpg)
「レトロ」
![写ルンです 補正なし](https://www.kitamuracamera.jp/wp-content/uploads/2024/06/000026_26085252827065_jpg.jpg)
「補正なし」
![写ルンです レトロ補正](https://www.kitamuracamera.jp/wp-content/uploads/2024/06/000054_26085328285227_jpg.jpg)
「レトロ」
![写ルンです 補正なし](https://www.kitamuracamera.jp/wp-content/uploads/2024/06/000025_30085614840322_jpg.jpg)
「補正なし」
![写ルンです レトロ補正](https://www.kitamuracamera.jp/wp-content/uploads/2024/06/000053_30085621602693_jpg.jpg)
「レトロ」
ご覧の通り「レトロ」は彩度を抑えた仕上がり。
上記の作例は、埼玉県の小江戸 川越で撮影しました。
歴史情緒あふれる街並みが、「レトロ」色調補正でぐっと雰囲気が増したような気がします。
いかがでしょうか?
撮影した場所や被写体の雰囲気にあわせて補正タイプを選択するのも楽しいですね。
フィルムの現像 + プリント+ データ化は新宿 北村写真機店で。
新宿 北村写真機店では、1Fでフィルムの現像 + プリント + データ化を受け付けています。スマホにデータを転送するスマホ転送も可能です。
写ルンですであれば、当日仕上がりが可能です。※
また、現像 + データ保存をセット注文いただいた方は、プリントがお得に出来る「得プリパック」がございますので、あわせてご利用ください。
なお、新宿 北村写真機店公式 Instagram では、写ルンですのほかにもフィルムの作例を投稿しております。購入前に色味をチェックされたい方は、ぜひご覧ください。
皆様のご来店をスタッフ一同心よりお待ちしております。
※閉店間際のお時間や受付本数、店舗の混雑状況により当日お渡しができない場合もございます。予めご了承ください。