写真のある豊かな
生活のために
カメラの歴史は、光を遮断された空間に、小さな穴を開けたカメラ・オブスクラという装置に始まります。風景描画のための道具として誕生した“暗い部屋”を意味するこの装置は、やがて光を定着させることができる銀塩版の発明と相まって、目で見たものを直接記録する小型機械となり、さらには人間のもつ多彩な感性を表現する手段にまでなりました。
誰もがカメラを携帯できるようになった今、写真は日常に溢れ、生活の一部となり、コミュニケーションの手段となりました。だからこそ、その当たり前のことを大切にすることで、人生が豊かになりはしないか。『北村写真機店』が提案したいのはカメラ・レンズなどの機材だけに留まらない豊かなフォトライフそのものです。「撮る」「残す」「治す」「出会う」「知る」「寛ぐ」「繋がる」といった、カメラのある生活に関わるすべてをお客様と共有するための場となります。
当店のロゴマークはカメラの基本原理である光の屈折と、Kitamuraの“K”を形取ったものです。さらに人と感性が交わるイメージもそこには反映しています。世界のカメラ愛好家が集まる街、新宿で、これまでになかった写真体験を。これまでになかった規模でお届けします。
撮
る
時間は止めることはできません。だからわたしたちはカメラを構え、時間を留めることに喜びを覚えます。心踊る瞬間、震える絶景、暖かい時間、忘れ難い記憶、心象風景までを含めて過ぎ行くものを留めたい。そう、留めたいものがあるから、カメラは進化してきたとも言えるでしょう。誰かの「撮りたい」を叶えること。北村写真機店は感性をサポートします。
残
す
治
す
愛機。カメラにはじまりクルマや飛行機など自身の大切な機械を人はそう呼びます。カメラは人が作った精密機械。愛情を注いでメンテナンスをしていても、故障はいずれおこります。共に過ごす中で不意の事故に会うこともあるでしょう。カメラを愛すればこそ、最高のコンディションを維持したいのはすべてのカメララヴァーの想いです。ならばわたしたちは愛機に寄り添う最高の主治医でありたい。想いがわかるからこそ、治すことにも真剣でありたい。
知
る
カメラを操るには知識と技術が必要。いい写真 を撮るには完成が必要です。だからフォトライ フとは知性と感性を伴う知的冒険そのものです。 そんなフォトライフをさらに深く、心から楽し めるよう、私たちは技術研鑽を目的としたイベ ントや撮影会、感性を磨くためのゲストを囲ん だトークセッションなどカメララヴァーの知的 冒険に応える場作りにも努めます。モノからコ トへと繋がる、さらに深遠なフォトライフにお 伴します。
寛
ぐ
ひとりで静かに。気の置けない仲間と賑やかに。好きなことを肴に物思いに耽り、大いに語ることは人生の喜びのひとつです。喧騒の街、新宿にあってひとり静かにカメラと対峙できる場所、適度にカジュアルに雑談を楽しめる場所を、北村写真機店は用意しました。寛ぎさえもフォトライフのひとつ。わたしたちは時間価値にも寄り添います。