「MONOCHROMES」山口規子 I was there. × コムロミホ Between Moments 合同写真展
2026年10月2日 (金) ~2026年10月15日(火) の期間中、「『MONOCHROMES』山口規子 I was there. × コムロミホ Between Moments 合同写真展」を、新宿 北村写真機店 Basement GalleryとMONO GRAPHY PHOTO & BOOKSの2会場にて開催いたします。
東欧とパリ。モノクロで撮影した情緒豊かな風景を展示する二人展。
当店で開催する写真展では、写真家 山口 規子氏が東欧の素朴な街をローライコードで切り取った「I was there.」と、写真家 コムロ ミホ氏が昼中のパリを撮影した「Between Moments」で構成されています。
両名は、モノクロ写真の魅力を広く発信するためのユニット「MONOCHROMES」を結成しており、今回の写真展もそのユニット名から命名されました。展示作品はすべてモノクロで撮影されており、東欧とパリのそれぞれの情景を見比べながらお楽しみいただけます。
また、2026年9月29日(火)~2026年10月11日(日)には、コムロ氏が運営する「MONO GRAPHY PHOTO & BOOKS」(以下MONO GRAPHY)で同タイトルの写真展を開催します。MONO GRAPHYの展示では、山口氏はライカ M6で撮影した写真を、コムロ氏は夜の煌びやかなパリの街並みを撮影いた写真を展示する予定です。(詳しくはこちら)
異なる場所、異なる時間の中で、それぞれが街を歩き、人や風景と出会い、シャッターを切る。 そこに写し出されるのは、劇的な出来事だけではなく、その場所に確かに存在していた人々の姿 や、ふとした瞬間に立ち現れる光景です。 二人の写真家が見つめた、それぞれの「瞬間」をぜひ2つの会場でご覧ください。
山口 規子「I was there.」
私は、「写真家は、常に写真を撮り続けること」と思っている。
だから、過去に発表し忘れた作品は私の暗部として、
ネガケースの奥底に葬ってきた。
しかし、敢えてそこから掘り起こした作品を発表する。
2002年、仕事に忙殺されていた私は、約1ヶ月間、欧州へ
一人、旅に出た。
私のことを誰も知らない場所へ、身を投じてみたかったのだ。
出会った人に声をかけ、撮影させてもらい、
時に家に招かれて食事をご馳走になったり、
時に家に泊まらせて もらったりした。
そして夜は街を徘徊し、人のいない場所を撮り歩いた。
今思えば、女一人、無謀なことをしてきたと思う。
まだ若く、悲しいほど自由だった。
これらの作品は、「I was there.」
「私がそこにいた」という事実。
ただそれだけである。
撮影機材:ローライコード、ライカM6
フィルム:モノクロフィルム(T-MAX100、T-MAX 400)
プリント:印画紙ILFORD MGFB、オリジナル手焼きプリント
コムロミホ「Between Moments」
なぜか、パリの冬の光に魅了される。
柔らかな光が街を包み、その中にさまざまな瞬間が訪れる。
日常に溢れる何気ない瞬間。それを私は美しいと感じる。
2018年と2019年の冬、LUMIX GF10という小さなカメラを持ってパリへ出かけた。
私にとって、旅先にどんなカメラを持っていくかはとても重要だ。
カメラによって、街の歩き方も、被写体との距離も、写真の撮り方も大きく変わっていく。
小さなカメラは街に馴染み、人との距離を縮め、自然なコミュニケーションを生み出してくれる。
人と人が交差し、いくつもの偶然が重なり合う。
その一瞬は、まさに「決定的瞬間」。
その瞬間にたどり着くまで、街を観察し、歩き続ける。
会期中にはトークショー「ヨーロッパの旅でモノクロを選ぶ理由」を開催
本写真展の会期中には、山口氏とコムロ氏によるトークショーを開催します。会場内の作品にまつわるお話をお二人の対談形式で聞ける機会ですので、ぜひご参加ください。
| 日程 | 2026年10月4日(日)10:00 - 11:00 ※9:45より受付開始 |
| 会場 | 新宿 北村写真機店 B1F ベースメントギャラリー |
| 参加費 | 無料 ※着席でのご観覧は予約制となります(20名限定) ※当日の飛び込み参加は立ち見とさせていただきますが、状況に応じて入場規制をさせていただく場合がございます |
山口 規子(Noriko Yamaguchi)
栃木県生まれ。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。文藝春秋 写真部を経て独立。女性誌や旅行誌を中心に活動。「イスタンブールの男」で第2回東京国際写真 ビエンナーレ入選、「路上の芸人たち」で第16回日本雑誌写真記者会賞 受賞。東欧をモノクロフィルムで捉えた写真集「I was there.」や柳行李職人を撮り続けた写真集「柳行李」、日本の林業に興味を持ち、青森のキコリを追い続けた写真集「KIKORI 木は長い夢を見る」などがある。料理本や暮らしに関する撮影書籍も多数。旅好き、ネコ好き、チョコ好き。 公益社団法人日本写真家協会 副会長
コムロミホ
文化服装学院でファッションを学び、ファッションの道へ。撮影現場でカメラに触れるうちにフォトグラファーを志すことを決意。アシスタントを経て、現在は広告や雑誌で活躍。街スナップをライフワークに旅を続けている。カメラに関する執筆や講師も行う。またYouTubeチャンネル「カメラのコムロ」でカメラや写真の情報を配信中。カメラや写真が好きな人が集まるアトリエ「MONO GRAPHY Camera & Art」をオープン。