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写真構図はどんな種類がある?基本の 9 つを紹介します

2023.07.07

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    写真の構図ってそもそも何?から、まずはこれだけ習得すればOKな基本の構図を9つ紹介します。カメラを始めたばかりの方、いつも同じような写真になる方などは、ぜひ参考にしてください。

    構図のはなし

    こんにちは。

    新宿 北村写真機店 WEB担当の田中です。

    今回は、写真の構図の話をしたいと思います。

    皆さんは、撮影した写真を見て「パッとしないな」「自分の伝えたいイメージが表現できてない」と感じたことはありますか。

    その場合は、構図を意識してみると改善するかもしれません。

    今回の記事では、代表的な構図やその役割を作例と共に紹介します。

    今回の内容は、新宿 北村写真機店の公式 Instagram でもご紹介しております。
    フォローがまだの方は、ぜひご覧ください。

    写真構図とは

    まず写真での構図とは、「被写体をどこに配置し、どう切り取るか」という切り取り方であり、自分が見せたいものや表現したいことを、より伝えやすくする効果があります。

    必ずしもすべての写真を構図にあてはめる必要はありませんが、「いつも同じような写真になる」とお悩みのやカメラ初心者の方は、一度ご自身の撮影した写真が何構図に当てはまるのか振り返ってみるといいかもしれません。

    自然と自分が好きな構図が出来上がって、癖がついている場合もあります。
    ちなみに私は右に寄せて三分割構図をしがちでした。

    下記より、種類別に代表的な構図とその効果を紹介いたします。
    構図を意識したことがない方も、自分の癖を見つけるために振り返りたい方も、ぜひご覧ください。

    主役に目がいく写真の構図

    日の丸構図

    日の丸のように画面の中央に被写体を置く構図。

    比較的簡単に、また、意図せず取れてしまうことが多いため、初心者に多い構図と言われています。

    しかし、見せたい被写体がハッキリしているときに有効で、力強い印象の写真に仕上がる構図です。ポートレートなどに使用されることが多い構図でもあります。

    点構図

    シンプルな背景にポツンと点のように被写体を置く点構図。

    上の写真はアメリカのセドナへ旅行に行った際に撮影しました。あまりに壮大な景色だったので、そのスケールを表現するため点構図を採用しました。

    潔く配置された被写体には自然と目が行きます。

    あえて点のように小さく被写体を配置することで、風景のダイナミックさを伝える事ができる構図です。

    トンネル構図

    窓枠や木々で被写体を囲むように配置するトンネル構図。

    被写体を奥に配置することで、奥行きや立体感が生まれます。

    自然と被写体に視線が誘導され、印象的な仕上がりになります。

    ラインでスッキリ整う写真の構図

    シンメトリー構図

    上下または左右で対象になるように被写体を配置する構図。

    シンプルで整理されスッキリした印象になります。
    ポイントは水平を保ち、真正面から撮影すること。カメラのグリッド表示機能を活用しましょう。

    三分割構図

    画面を縦横に三分割し、交点や線上に被写体を置くとバランスよく仕上がる構図です。
    空間の広がりを感じさせたり、ストーリー性が生まれます。
    どの交点に置くかにより印象が変わる汎用性のある構図です。

    もちろん縦写真でも利用できる構図です。

    対角線構図

    対角線上に被写体を配置する構図。テーブルフォトでも多く使われています。
    主題と副題を対角線上に置くことで、奥行きが感じられる写真に仕上がります。
    必ずしもきれいに四隅から繋がる対角線上である必要はありません。

    動きが生まれる写真の構図

    放射線構図

    画面のある一点から放射状に線が伸びていく構図。
    視線誘導の効果があり、写真に奥行きが生まれます。

    建物や道路等の人口物のライン以外にも、上記の写真のように人影でもラインを表現することができる応用の効く構図です。

    また、線の広がる向きや収束点の位置によって印象が変わるので様々なシーンで利用できます。

    三角構図

    写真の中に三角の線が出来る様に被写体を配置したり、三角形の各頂点に被写体を配置する構図。
    安定感のあるズッシリとした印象を与えるのと同時に、末広がりの構図は建物や自然のダイナミックさを強調することができます。

    曲線構図

    写真に被写体の曲線部分を取り入れる写真構図。
    S字構図やC字構図が代表的でよく使用されています。
    川などの自然の中にある曲線はもちろん、建築物の写真でこの構図を取り入れると動きのある柔らかい印象に仕上がります。
    上の写真のようにテーブルフォトでも採用されることが多い構図です。

    最後に

    冒頭でも述べた通り、写真構図は必ずそこにあてはめなければいけないものではありません。

    写真で表現したいテーマを "伝えるための手法" の1つだと思います。

    いつもの写真からステップアップしたい時や、ワンパターンから脱したい時はぜひ写真構図に目を向けてみてはいかがでしょうか。

    また、写真構図は使用するレンズによって、同じ構図でも違う表現をすることができます。

    当店では新品・中古問わず数多くの交換レンズを取り揃えております。
    お試しいただいた後にご購入いただくことも可能ですので、ぜひお近くのスタッフにお声がけください。

    皆様のご来店をスタッフ一同心よりお待ちしております。

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